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決算とは|米国株の決算発表が株価を動かす理由をやさしく解説

公開日:2026年7月30日 / 更新日:2026年9月26日

結論:決算は企業が3か月ごとに公表する経営成績です。注目されるのはEPS(1株あたり利益)・売上高・ガイダンス(今後の見通し)の3つ。株価が動くのは「業績が良いか悪いか」ではなく「市場の予想と比べてどうだったか」で決まります。だから増益でも株価が下がることがあります。

「決算を発表した企業の株価が1日で15%下がった」というニュースを見たことがあるでしょう。米国株には値幅制限がないため、決算はもっとも株価が動くイベントです。この記事では決算の基本、注目される数字、そして予想との関係を整理します。

決算とは

企業が一定期間の売上・利益・資産の状況をまとめて公表することです。米国企業は四半期ごと(年4回)に発表し、上場企業には法律で開示が義務づけられています。

多くの米国企業は1月〜12月を会計年度としており、次のような区切りになります。

四半期対象期間発表時期の目安
Q11〜3月4〜5月
Q24〜6月7〜8月
Q37〜9月10〜11月
Q4・通期10〜12月1〜2月

会計年度が暦年とずれている企業もあり、その場合は発表時期も変わります。

注目される3つの数字

1. EPS(1株あたり利益)

純利益を発行済み株式数で割った値です。企業の規模に関係なく「1株がどれだけ利益を生んだか」を比べられます。PERの計算にも使われる基本の指標です。

2. 売上高(レベニュー)

事業でどれだけ稼いだかを示します。利益はコスト削減でも増やせますが、売上の伸びは事業そのものの勢いを表すため、成長企業では特に重視されます。

3. ガイダンス(業績見通し)

会社自身が示す次の四半期や通期の見通しです。株価にもっとも影響するのはここだと言われます。過去の実績が良くても、ガイダンスが弱ければ株価は下がります。株価は将来を織り込んで動くためです。

なぜ「良い決算」で株価が下がるのか

初心者がいちばん戸惑うのがこの現象です。理由は、株価には発表前から市場の予想が織り込まれていることにあります。

前年のEPS市場予想実績市場の受け止め株価
1.00ドル1.50ドル1.30ドル増益だが予想に届かず下がりやすい
1.00ドル0.80ドル0.90ドル減益だが予想より良い上がりやすい

比較の基準は前年ではなく市場予想(コンセンサス)です。予想を上回ることを「ビート」、下回ることを「ミス」と呼びます。

「予想を上回ったのに株価が下がる」こともあります。この場合はガイダンスが弱かった、あるいは事前の期待が予想以上に高まっていた、といった理由が考えられます。決算の反応は数字だけでは説明しきれません。

発表のタイミングと値動き

米国企業は通常取引の終了後(アフターマーケット)か開始前(プレマーケット)に発表することが多く、日本時間では深夜から早朝にあたります(→米国株の取引時間)。

時間外取引は参加者が少ないため値動きが荒くなりがちで、発表直後に10%以上動いたあと、通常取引が始まると逆方向に戻ることもあります。時間外の値動きだけで判断するのは危険です。

決算スケジュールの調べ方

保有している銘柄の決算日は、事前に把握しておくことをおすすめします。知らずに大きな値動きに遭遇すると、慌てた判断につながります。

初心者はどう付き合うか

  1. 決算日を把握しておく:不意打ちを避けるだけでも違います。
  2. 決算をまたぐ投資額を抑える:大きく動く可能性を前提に、痛手にならない金額にしておきます。
  3. 数字より変化を見る:単発の数字より、売上や利益が伸びているかという流れのほうが重要です。
  4. 短期の値動きを予測しようとしない:決算後の動きは、プロでも読み切れません。
  5. 売るルールを決めておく:急落したときの対応を事前に決めておきます(→損切りと利益確定の考え方)。

決算は株価が動く理由のうち「業績」にあたる要因です。金利や需給といった他の要因と合わせて見ると、値動きの背景が理解しやすくなります。

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よくある質問

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本記事は投資の学習を目的とした一般的な情報提供であり、特定の銘柄・商品の売買を推奨するものではありません。記事中の数値は説明のための例示です。決算発表前後の値動きは予測できず、投資には元本割れのリスクがあります。実際の投資判断はご自身の責任で行ってください。カブテラは仮想資金による投資シミュレーションであり、実際の金融商品の売買は行いません。